株式会社キクチ精密/量産検討試作 精密加工 異形ワーク 鋳造 グラビティ

株式会社キクチ精密

〒253-0111
神奈川県高座郡寒川町
一之宮4-16-36

TEL 0467-75-2057(代表)
FAX 0467-75-4511

www.kikuchi-seimitsu.com

お客様の要望に合わせた量産型製作(グラビティ型、量産用木型製作)

量産対応の手込砂型からグラビティ型、ダイキャストと量産品のロット数に応じて対応しています。
また、打ち合わせを通してどの型を製作するかを提案させていただくことも可能です。

量産型製作

量産型 (砂型鋳造)

試作品や少数量産の場合、砂型鋳造を行います。 木型で成型部分を製作し、上下に分けた砂用型枠に成型部分を入れて砂で固めて、成型部分を外した空間に溶けた金属を流し込んで鋳造し、金属が固まったら砂を崩して鋳物を取り出します。肉厚は5mm程度が目安(アルミニウムの場合)となり、1基(1~6ヶ取り)毎に砂型が必要となります。比較的安価で製作でき、修正がしやすいのも特徴です。

量産型 (グラビティ)

ロット数が比較的多く見込まれる製品はグラビティの型を製作します。グラビティ(金型鋳造)は、砂型鋳造とダイキャストの中間に位置しています。品質としては、砂型鋳造と比べ金型による冷却効果により硬度がすぐれ、鋳肌も滑らかで精度も出すことができ、肉厚は3~4mm程度が目安となります。また可傾式鋳造によりピンホールが比較的抑えられる特徴もあります。 砂型に比べ少ない工程で沢山鋳造する事が出来ますが、型製作に時間がかかり、型費も高価になるので小数ロットには向きません。

量産型 (ダイキャスト)

ダイキャスト型は、金型に圧力をかけながら流し込んでいきます。圧力をかけるのことで薄い空間でも金属が廻り、1~2mm程度の薄肉、高精度で鋳肌も滑らかに鋳造する事が出来ます。しかしグラビティ鋳造以上に型製作に時間がかかり、型費も高価になります。またダイキャスト用設備も必要で大量生産でないと出来ません。

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鋳造行程

キクチ精密では協力会社で鋳造を行っています。生産ロット数に合わせた型方案で鋳造することが量産のコストダウンに繋がります。

砂型による鋳造

小ロットの量産にも対応

生産ロット数に合わせ、一基あたりの取り数を増やし(製品形状によって変動)量産に対応します。また手込作業を専用の機械を用いて半自動化し、リードタイムの圧縮をすることもあります。

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金型による鋳造

金型

ロット数が多く、長い期間生産が見込める製品はグラビティやダイキャストでの鋳造を行います。
一定の品質を半自動で行う量産ラインです。砂型鋳物に比べ、薄肉、高精度で鋳肌も綺麗になるので、軽量化や加工工程の削減にも繋がります。

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加工行程

量産ラインで重要なのは、加工精度を出すための創意工夫です。
安定したクオリティーを保つ為、蓄積された現場の経験とノウハウを生かし、最適な加工方案を思案、実行していきます。
また、加工方案が決定した後も常に「工程数の削減」「工具の合理化」を考え、厳格な検査を経て加工方案を変更することで、コストダウンを行い、製品価格に反映させていきます。

量産での切削加工

治具製作

要求精度や真円度をどう出すか。

この答えは加工方案の割り出しにあります。変形を最小限に抑えた最適な加工条件を考え、様々な形状、クランプ方式の冶具を製作し加工を行っていきます。創業以来蓄積されてきた現場の職人の技術と発想には自信があります。

異系ワークについては、他社で断られたものなどお気軽にご相談ください。

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異形ワーク加工事例

異形のワークとは

部品数や加工工程数が減らせる等、様々な利点がありますが、形状がオフセットしていたり、基準面からの切削面が離れていたり、ワークを回転させるとぶれて真円度が出せない等、加工条件は厳しくなってしまうことが多いです。
キクチ精密では、この問題を解決するため、専用の冶具を自社開発したり、専用工具をカスタマイズすることで最適な加工方案を導き出しています。
ここでは、ほんの一部ですが異形ワークの加工事例をご紹介します。

加工事例

組み立て・表面処理

加工後のアッセンブリ等のラインも備えております。
製作の最後行程となる表面処理。
様々な処理技術の実績がございます。

組み立て

組み立てライン

加工後のパーツを組み立てます。
組み立てにはまずマニュアルを作成し、細かな組み立て方法を設定、管理することですべての製品を同じクオリティーに仕上げています。
また、気密検査機(0.03MPa~0.5MPa)での検査も行うことが出来ます。加工→含浸処理→気密検査→組み立て等、お客様のご要望にお答え致します。

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表面処理

熱処理から装飾メッキまで幅広く対応

表面処理には製品の用途によって、様々な種類があります。キクチ精密では各種処理を、信頼のおける協力会社様に依頼しています。また製品の仕様を把握した上で、素材変更や含浸処理等の適切な処理をご提案させて頂く事も可能です。

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検 査

キクチ精密では製品出荷前に必ず検査を行っています。一般的なノギスやマイクロでの測定はもちろん、気密検査(0.03MPa~0.5MPa)や加工面の面粗度の測定、写真1,2のような形状測定を製品の要求精度に合わせて自社設備で行っています。

測定

品質管理

検査設備のある検査室は常時22℃に保たれており、各測定器は定期的にメンテナンスを行うことで、高い検査精度を維持しています。
また測定した検査データはお客様の要望によりチェックシートにまとめ、製品に添付することも可能です。

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