株式会社キクチ精密/量産検討試作 精密加工 異形ワーク 鋳造 グラビティ
量産対応の手込砂型からグラビティ型、ダイキャストと量産品のロット数に応じて対応しています。
また、打ち合わせを通してどの型を製作するかを提案させていただくことも可能です。
試作品や少数量産の場合、砂型鋳造を行います。 木型で成型部分を製作し、上下に分けた砂用型枠に成型部分を入れて砂で固めて、成型部分を外した空間に溶けた金属を流し込んで鋳造し、金属が固まったら砂を崩して鋳物を取り出します。肉厚は5mm程度が目安(アルミニウムの場合)となり、1基(1~6ヶ取り)毎に砂型が必要となります。比較的安価で製作でき、修正がしやすいのも特徴です。
ロット数が比較的多く見込まれる製品はグラビティの型を製作します。グラビティ(金型鋳造)は、砂型鋳造とダイキャストの中間に位置しています。品質としては、砂型鋳造と比べ金型による冷却効果により硬度がすぐれ、鋳肌も滑らかで精度も出すことができ、肉厚は3~4mm程度が目安となります。また可傾式鋳造によりピンホールが比較的抑えられる特徴もあります。 砂型に比べ少ない工程で沢山鋳造する事が出来ますが、型製作に時間がかかり、型費も高価になるので小数ロットには向きません。
キクチ精密では協力会社で鋳造を行っています。生産ロット数に合わせた型方案で鋳造することが量産のコストダウンに繋がります。
生産ロット数に合わせ、一基あたりの取り数を増やし(製品形状によって変動)量産に対応します。また手込作業を専用の機械を用いて半自動化し、リードタイムの圧縮をすることもあります。
量産ラインで重要なのは、加工精度を出すための創意工夫です。
安定したクオリティーを保つ為、蓄積された現場の経験とノウハウを生かし、最適な加工方案を思案、実行していきます。
また、加工方案が決定した後も常に「工程数の削減」「工具の合理化」を考え、厳格な検査を経て加工方案を変更することで、コストダウンを行い、製品価格に反映させていきます。
要求精度や真円度をどう出すか。
この答えは加工方案の割り出しにあります。変形を最小限に抑えた最適な加工条件を考え、様々な形状、クランプ方式の冶具を製作し加工を行っていきます。創業以来蓄積されてきた現場の職人の技術と発想には自信があります。
異系ワークについては、他社で断られたものなどお気軽にご相談ください。
加工後のアッセンブリ等のラインも備えております。
製作の最後行程となる表面処理。
様々な処理技術の実績がございます。
加工後のパーツを組み立てます。
組み立てにはまずマニュアルを作成し、細かな組み立て方法を設定、管理することですべての製品を同じクオリティーに仕上げています。
また、気密検査機(0.03MPa~0.5MPa)での検査も行うことが出来ます。加工→含浸処理→気密検査→組み立て等、お客様のご要望にお答え致します。